被爆者相談所および法人事務所
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年頭にあたり慰霊碑へ献花 原爆犠牲者への想いを活動の力に

 東友会は2022年も、原爆犠牲者慰霊碑への献花から活動を始めました。1月13日、家島昌志代表理事・協議会会長をはじめ、協議会役員会のメンバー9人が青戸公園に集まり、黙祷を捧げた後、参加者全員が献花をしました。献花に参加できなかった役員も加わって平和と労働センターで2022年最初の協議会役員会を開催。被爆体験や資料を伝え残すための工夫や東友会結成65周年事業について話し合いました。

 東友会は、被爆20年にあたる1965年8月に「広島・長崎原爆殉難者之碑」(木碑)を品川東海寺の沢庵禅師の墓の隣りに建立しました。67年8月には現在の「原爆犠牲者慰霊碑」(石碑)を東海寺境内に建立。その後慰霊碑は2012年に葛飾区青戸平和公園に移設しました。
 慰霊碑には東友会のスローガン「われら生命もて ここに証す 原爆許すまじ」の文字が彫られています。当時は「広島・長崎まで墓参りにいけないので、慰霊碑に納めてほしい」と死没者の分骨や直爆死した被爆者の遺髪が寄せられましたが、これらは08年11月に「原爆被害者の墓」に移葬されています。

慰霊碑の手前に立つ、東京都原爆被害者協議会の役員ら。1人は献花する花束を抱えて慰霊碑の正面に立ち、慰霊碑を囲んで半円形に並んで立つ他の役員と向き合っている。
慰霊碑前への献花に参加した協議会役員のみなさん