被爆者相談所および法人事務所
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洋画家・長尾祥子さん(広島被爆)の絵 ロビーに展示

 洋画家の長尾祥子さん(広島被爆)から東友会に寄贈された「二つの都市 I 」(P30号)が、東友会事務所のある平和と労働センター1階のロビーに展示されました。長尾さんは11歳のとき入市被爆。そのとき目にした惨状を基礎に絵を描き続けてきました。
 画題の二つの都市とはヒロシマとアフガニスタン。長尾さんが見た毛髪を失ったアフガンの無垢な瞳の幼い女の子の姿から作品を完成させました。二つの都市を透視するように眼を凝らす潜水服の人物の内側には、長尾さんが描ききれずにいるたくさんの死者たちがいるとのことでした。

壁に掛けられた絵。二つの大きい円が左右に並べて描かれており、円の中にそれぞれ地形図と思われるものが描かれている。円の下部に挟まれた位置に、大きいヘルメットを使う古い形式の潜水服を着用した人物が、閲覧者と向き合う姿で描かれている。
展示された絵