被爆者相談所および法人事務所
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新春6・9行動 日本政府は核兵器禁止条約に参加を

核兵器のない世界を求め、雪の舞うなか被爆者が先頭に立って

 恒例の新春「被爆者援護連帯6・9行動」が2022年1月6日、新宿駅西口でおこなわれました。東友会の20人をはじめ日本原水協、平和委員会、うたごえ協議会、高校生平和ゼミナールなどの80人が参加。東友会の参加者は、原爆犠牲者慰霊碑の拓本を染め上げた「われら生命もてここに証す 原爆許すまじ」の旗を掲げ、通行人に「日本政府に『核兵器禁止条約』の署名・批准を求める署名」への協力を訴えました。
 マイクを持った東友会の家島昌志代表理事は、被爆者が77年間も求めてきた「核兵器禁止条約」の思いとこの条約に背を向ける政府の姿勢を糾弾し、署名への協力を訴えました。うたごえ協議会のみなさんの爽やかな合唱をはさんで、日本原水協や日本平和委員会、高校生もマイクを持って、「核兵器廃絶こそが核戦争を防ぐ最大の保証です」、「3月の核兵器禁止条約締約国会議に日本政府もぜひ参加してほしい」「唯一の核戦争被爆国として日本は核兵器禁止条約を批准すべきです」などと、それぞれ訴えました。
 家島代表理事の訴えが終わった頃から雪が降り出し、大きな牡丹雪が参加者に降り注ぎました。「署名用紙が濡れて、ボールペンが使えないの」と、画板を抱えた被爆者は困り顔。それでも、百貨店の軒下などで熱心に署名を訴えました。旗やスローガンを掲げる参加者の頭やコートにも雪が降り注ぎ、被爆者の体調を心配した日本原水協の人びとが、傘を差し掛けていました。

歩道に沿って、「核兵器禁止条約批准を求めます」と書かれたものなど、いくつもの横断幕を持って横に並ぶ、被爆者をはじめとした参加者たち。通行人に呼び掛けるためのハンドマイクも置かれている。
2022年最初の6・9行動に集った人たち
たすきをかけて署名板を持つ被爆者と、署名板をはさんで会話している人。会話している人は片手の手袋を外しており、署名をした後と思われる。
凍える手で署名する人