厚労省2002年度予算案 被爆者の手当は据え置きだが総額は26億円減
2002年度の被爆者対策政府予算案が12月に発表されました。予算総額は1632億4100万円。被爆者数の減少により、2001年度予算の98%となり、26億円近く減りました。消費者物価指数にスライドする健康管理手当などの諸手当は、(物価は下がりましたが)特例としてすべて同額にされ、葬祭料だけは1万円増額されます。
東友会が東京都とともに要望してきた被爆者援護法・福祉事業の利用料については、国民健康保険の電算に組み込み、医療費のように立て替えなくてすむシステムをつくる予算が盛り込まれています。
新規事業には、「長崎被爆体験者」への事業と、在外被爆者への支援事業が追加されました。
2002年度の被爆者の手当額(予定)
- 健康管理手当:月34,330円
- 保健手当・一般:月17,220円
- 保健手当・高額:月34,330円
- 医療特別手当:月139,630円
- 特別手当:月51,550円
- 他人介護手当(東京都の独自加算含む)
重度:月128,000円限度
中度:月92,200円限度 - 家族介護手当:月39,420円限度 (東京都の独自加算含む)
- 葬祭料:189,000円(3月中に亡くなった方までは179,000円)