被爆者相談所および法人事務所
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被爆の実相を次の次の世代に 東友会、都内被爆者の会に被爆証言依頼

 東友会に中高生・大学生の来訪が相次いでいます。「核兵器の被害について知りたい」「被爆者が受けてきた差別を知りたい」「卒業論文で在外被爆者問題を扱いたい」
 2002年の新年早々には、「総合学習に被爆問題を位置づけたい」と、岩手県の中学教師が相談にきました。
 都内各地の被爆者の会にも、小中学校・高校からの講師依頼がこれまでになく多く寄せられています。「被爆の話は夏場だけだったのに、昨年(2001年)から今年(2002年)にかけては冬場も多い」という被爆者もいます。
 東友会のウェブサイトにも、子どもたちからのメールが寄せられています。「高校1年生です。放射能の後遺症で今も多くの人が苦しんでおられるそうですが、お子さんやお孫さんにも影響があるのですか。」「私は中学2年です。ウェブサイトを見て核兵器の恐怖が分かりました。」
 話を聞いた子どもたちから手紙が寄せられます。「核についての話はおどろくようなことばかりでした」「核兵器は本当にすごい被害をもたらしていることが写真などで分かりました。これからも自分で調べてみたいです。」
 2002年は、こんな子どもたちがもっともっと増えるよう、語り伝え、語り広げにがんばりましょう。

テーブルを囲んで座り、被爆者の話を聞く女子中学生たち。
被爆当時女学生だった被爆者(左)の話を聞く女子中学生たち(2001年11月30日、東友会で)