被爆者相談所および法人事務所
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原爆犠牲者慰霊碑へ献花・報告 核兵器禁止条約の発効を目前に

「核兵器のない世界」の実現を碑前に誓う
高齢化、コロナ禍でもできることを精一杯

 2021年1月7日、東京都原爆被害者協議会の役員が原爆犠牲者慰霊碑に「核兵器禁止条約」発効について報告し、献花をおこないました。献花をしたのは、家島昌志会長、大岩孝平名誉会長ほか副会長、常任理事、会計監事など13人。
 「1月22日に、国連で核兵器禁止条約が発効される年明けです。広島・長崎での被爆から75年を経て、はじめて世界が核兵器を非人道な兵器として禁止します。被爆者運動の先達のみなさまに謹んで報告します」と思いを込めた黙祷の後、参加した全員が慰霊碑に献花をしました。
 慰霊碑のある葛飾区立青戸平和公園は、1988年に葛飾区が非核平和を願う祈念塔を建てたことを機に、「青戸公園」から「青戸平和公園」に改名されました。公園中央には、噴水で囲まれた非核平和祈念塔、広島・長崎の被爆遺構や献げられた折り鶴を展示したケースがあります。
 葛飾区の青木克德区長がこの公園に慰霊碑の移設を認め除幕がおこなわれたのは2012年。翌年から東友会が毎年開いてきた「原爆犠牲者追悼のつどい」は東京都主催になりました。除幕式と以後「つどい」の会場となった会場テクノプラザ葛飾には、葛飾区長、区議会議長が参加。近年は小池百合子都知事と都議会議長も毎年参加し、原爆犠牲者への追悼と核兵器廃絶への誓いを続けています。

慰霊碑の手前に並んで立つ東京都原爆被害者協議会の役員ら。
慰霊碑前への献花に参加した協議会役員のみなさん
慰霊碑前に間隔をあけて並ぶ役員ら。
一人ひとり花を供えて