被爆国の政府こそ核廃絶の先頭に 新春の6・9行動
「ヒバクシャ国際署名」への協力を 被爆者が自らの体験を語り訴え
被爆74年目となる新春の7日、核兵器廃絶を求める署名行動がおこなわれました。2018年までは浅草雷門前でしたが、もっと幅広い人たちに呼びかけようと、2019年は毎月の6・9行動と同じ新宿駅西口でおこないました。この行動は、「ヒバクシャ国際署名」東京連絡会と原水爆禁止日本協議会が共同して呼びかけた取り組みです。
晴天ながら寒風が吹くなかを、都内各地から60人以上が参加。東友会と被爆二世の会「おりづるの子」からも被爆者、被爆二世・三世ら22人が参加。二世のお母さんと一緒に参加した三世の小学生の女の子も、横断幕を持ち「署名にご協力ください」と呼びかけていました。
参加者のリレートークでは、東友会の大岩孝平代表理事、家島昌志執行理事がマイクを握り、自らの被爆体験、被爆後の被爆者の苦しみを語り、核兵器は廃絶しなければならないと訴えました。日本原水協の安井正和事務局長、日本宗教者平和協会の僧侶・森修覚師らが次つぎとマイクを持ち、日本のうたごえ協議会の大熊啓さんはギターを手に「人間をかえせ」を熱唱しました。
2019年にも核兵器禁止国際条約が発効される可能性がある一方、アメリカをはじめ核保有国が廃絶に後ろ向きななか、唯一の核戦争被爆国である日本の政府こそがリーダーシップを発揮し、核兵器廃絶の先頭に立つべきであると強調しました。
約45分の行動で69人分の署名、3000円以上の募金が寄せられました。