2019年(被爆74年)を迎えるにあたって
一般社団法人東友会代表理事 大岩孝平
新年おめでとうございます。
一点の雲もない晴天に恵まれたお正月で2019年の幕が開きました。皆様おそろいで良い年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年(2018年)は、東友会にとっておめでたいことがいろいろありました。11月16日に結成60周年を迎え、18日には式典、祝賀会が盛大におこなわれました。12月14日は認定訴訟の最後の判決が東京高裁であり、原告の山本英典さんが勝訴。厚生労働省は上告を断念しました。これで、東京のノーモア・ヒバクシャ訴訟は全員の完全勝利が確定し、15年間続いた東京での原爆症認定訴訟は終結しました。
今年(2019年)は被爆74年、東友会61年目の始まりです。
「核兵器廃絶」と「原爆被害への国の償い」を実現させる運動を終わらせるわけにはいきません。
東京の被爆者運動が、これから5年先、10年先どうあるべきか、年々高齢化する被爆者が自分たちだけで規模を縮小してやるのか、被爆二世や家族、支援の方がたの力を借りて広げてゆくのか、この1年間知恵と力を出し合って考えましょう。
これからの東友会は70歳台の被爆者、とくに法人の業務執行理事、協議会の常任理事が中心となって背負っていくことになるでしょう。
被爆者とその家族の皆様、支援してくださる皆様、東京都民の皆様、東友会に今後もさらにいっそうのご支援・ご協力をお願いして、新年のご挨拶とします。
祈りけり初日に祈る核廃絶
旅人木