東友会結成55周年記念 東京原爆展 5000人を超える参観者
東友会結成55周年記念「つたえようヒロシマ・ナガサキ東京原爆展」が、2013年7月31日から8月5日まで、東京都庁第一本庁舎45階の南展望室でひらかれ、5000人以上の人びとが参観しました。
東友会は55周年を記念する原爆展のメインテーマを「東京に生きる被爆者」にしました。原爆展のために撮影した被爆者の姿は、ごく普通の都民の笑顔。しかし、あの被爆から68年間、大都市・東京で、放射線の後障害や恐怖とたたかいながら、懸命に生きてきた被爆者の笑顔の下にある核兵器廃絶、平和への願いを、多くの人びとに紹介することに力点を置きました。
被爆者と被爆二世、事務局員で構成した実行委員会は、展望室の三方の展示スペースを「あの日」「その後」「いま」に分けて企画。「あの日」のコーナーは広島市から借りた「市民が描いた原爆の絵」を中心に、「その後」のコーナーは日本被団協が作成した「原爆と人間」パネルを、「いま」のコーナーは、原爆展のために撮影した9枚の写真と東友会の55年史を展示しました。
被爆者を撮影してオリジナルの展示をしようとする企画に、被爆二世のカメラマンとフリーライターが全面協力。広島・長崎への原爆投下から「いま」につながる展示企画にはマスコミも注目し、新聞各紙が報道。報道にふれた人びとが原爆展を目的に来場しました。
期間中に、原爆展を後援する東京都から、福祉保健局の川澄俊文局長、前田秀雄技監、高橋郁美保健政策部長など関係部署の職員と長崎市の代表が参観。7月の都議選で当選した生活者ネット、民主党、共産党の都議会議員(来場順)、清原慶子三鷹市長、原爆展に協賛した東京都生活協同組合連合会、東京都地域婦人団体連盟の代表も来場しました。
観光のために都庁展望室を訪れた人びとは原爆展を開いていることに驚きながらも、眺望とともに展示を観たり、折り鶴コーナーでの折り紙を楽しんでいました。
【東京原爆展詳報】