被爆70年に向け草の根からの活動を 原水爆禁止世界大会の報告
東友会理事・出田卓
「核兵器のない平和で公正な世界のために」のスローガンの下、2013年8月7日から9日まで、長崎市で開催された原水爆禁止2013年世界大会に、東友会を代表して参加しました。
開会総会は、世界19カ国88人の海外代表、東京代表団の700人をはじめ全国から7000人が集うなか、潘基文国連事務総長のメッセージが紹介され、日本被団協からあいさつがありました。各国政府代表やNGO代表、国内各地から参加した代表たちの活発な発言、決意が相次ぎました。
2日目はテーマごとの分科会。長崎建設会館で開かれた「被爆者援護・連帯の活動」に参加しました。被爆者からは体験談、福島からの参加者は原発への不安を述べ、京都で二世の会を結成したとの報告や、原爆症認定近畿訴訟の勝利報告など、様ざまな発言・報告があり、全国各地の被爆者運動とその支援活動を交流することができました。
3日目、長崎市民会館で開かれた閉会総会では、著名な映画監督オリバー・ストーン氏が講演。国内外の代表の発言もあり、核兵器のない世界の実現に向け、2015年のNTP再検討会議を目標にした署名活動など、草の根からの運動の強化を確認しあいました。