東友会実相普及学習会 被爆証言実演し学ぶ
東友会は2011年12月13日、2011年度第2回実相普及学習会をおこないました。今回の学習会は、記憶がないから被爆体験を語れない人、人前で証言をしたことのない人が学べるように企画し、20地区30人が参加しました。
グループに分かれる前に、被爆の実相を伝える証言で構成したシナリオを使い、実相普及員の5人がモデル集団証言「いのちへの償い求めて」を朗読。その後4つのグループに分かれて、交流・討論をしました。
グループ討論では、「話す材料のない人でも今回朗読したようなシナリオを作っておこなう集団証言であれば参加できる」「記憶がなければ聞いた話や資料などをもとに原稿をつくれば語ることができる」「地図や写真・絵などを示したほうが分かりやすい」など、積極的な声が出されました。
最後に全体で、各グループから討論のまとめが報告され、大岩孝平実相普及委員会委員長が、話のポイントを事前に書き出す、体験の朗読はその人の気持ちになって話すなど、証言活動のポイントをまとめ、「核兵器廃絶が証言活動の目的であると訴えていきましょう」と呼びかけました。