お部屋で手軽にストレッチ運動 (8)腸腰筋のストレッチ
監修:平山雪野 (イラスト:西山すすむ)
ストレッチ3カ条
- 呼吸しながらおこなう
- 反動をつけずに伸ばしていく
- 痛みを感じるような無理をしない
腸腰筋は、お腹の深い部分にあり、股関節を曲げる筋肉です。身体の姿勢を安定させ、足を持ち上げ、スムーズに足を前方に振り出すのに重要な筋肉です。腸腰筋を伸ばして柔らかくすれば、太腿の上がりがよくなるので、つまずきにくくなります。
腸腰筋のストレッチ
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背中をまっすぐに立てたまま、左足を前にして腰を落とし、膝が約90度になるよう保ちます。右足の膝は伸ばしたまま床につけ、まっすぐ後ろに引きます(図A)。後ろの膝の下には座布団かタオルを敷くといいでしょう。
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手は腰か前の膝の上に置きますが、バランスが取りにくい場合は、前の壁につくと安定します(図B)。
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ゆっくり呼吸をしながら体重を前に移動します。つまり、前に出した足に体重をかけるようにするわけです。そしてこの状態を20秒ほどキープします(図C)。ゆっくり戻してから、反対側もやりましょう。
ポイントは、背中を前に倒し過ぎたり、前の足が深く曲がり過ぎてしまわないこと。こうなると腸腰筋が伸びませんので、注意してください。