お部屋で手軽にストレッチ運動 (6)太腿のストレッチ2
監修:平山雪野 (イラスト:西山すすむ)
ストレッチ3カ条
- 呼吸しながらおこなう
- 反動をつけずに伸ばしていく
- 痛みを感じるような無理をしない
前回は太腿の前側の筋肉のストレッチを紹介しましたが、今回は太腿の後側の筋肉のストレッチです。
太腿の後側の筋肉には、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋があり、これらをまとめてハムストリングスといいます。ハムストリングスは主に膝を曲げる働きをしていますが、この筋肉が硬くなると、足腰の筋肉のバランスが崩れ、腰痛を引き起こす原因になります。
ハムストリングスのストレッチ
- 両足を伸ばしたまま、仰向けに寝ます。
-
右足を伸ばしたまま、上げてきて、両手でつかめるところをつかみ、手前にゆっくり引きます(図A)。
-
両手が届かない場合は、タオルや手ぬぐいを足の裏に引っかけて、それを引きましょう(図B)。
痛みを我慢して無理に引いてはいけません。一定のリズムで呼吸を続け、20秒から30秒ほど伸ばします。
下の足は浮かないようにしますが、つらい場合は膝が曲がっても構いません。
ゆっくり戻してから、反対側の足もやりましょう。