東友会役員が年頭の慰霊碑献花 被爆80年の決意、ノーベル平和賞などを報告
東京都原爆被害者協議会の役員は、2025年も1月9日の昼前に、葛飾区青戸平和公園内の原爆犠牲者慰霊碑の前に集まり、新年の決意を新たにしました。
公園に着くと、優しい日差しのなか、隣接する保育園の園児たちが慰霊碑の周囲を元気に駆け回り、弾んだ声が響いていました。「慰霊碑も喜んでいるでしょうね」などと役員が声をかけあうなか、NHKのスタッフが到着。この日のニュースで放送するための撮影もはじまりました。
この日参加したのは、家島昌志協議会会長、中西俊雄副会長など8人。家島会長がノーベル平和賞受賞と、被爆80年の出発点として核兵器廃絶と原爆被爆者の国家補償を求める運動をすすめる決意を慰霊碑に報告して献花。その後、参加者全員が献花をしました。
参加者は、その後文京区湯島の平和と労働センターに移動。昼食をともにしながら2025年の抱負を語り合いました。
その後開かれた協議会役員会では、東京都生協連と共催する被爆80年事業の内容や、東京都からの業務委託に関連した守秘義務の再確認などについて報告があり、議論のうえ確認。役員が高齢となるなかでの組織運営、機関紙「東友」の購読をよびかける運動などについて話し合いました。
年末には慰霊碑清掃も
2024年末の12月15日、東友会事務局員が恒例になった年末の慰霊碑清掃をおこないました。慰霊碑清掃は3月、5月、7月、9月の4回は、地元の葛飾区や隣接する墨田区、江東区、足立区、江戸川区の地区の会が担当していますが、冬期は事務局員が、休日を返上して続けてきました。今回は、当日大阪に出張していた村田未知子事務局長をのぞく的早克真事務局次長、千葉茂・上杉美佐子・高信秀夫事務局員が参加しました。