東友会総会 励ましあって被爆者運動を進めよう
2012年度の東友会(東京都原爆被害者団体協議会)第56回総会が5月27日、平和と労働センターで開かれ、36地区から東友会理事85人と地区の会役員2人が参加しました。
開会にあたって飯田マリ子会長が、協議会がすすめてきた核兵器廃絶や原爆被害に国家補償を求める運動などが法人でおこなえることにふれ、「ふたたび被爆者をつくらせないために、励まし合って運動をすすめよう」とあいさつしました。
つづいて山本英典副会長が、被爆者をとりまく情勢と一般社団法人東友会と協議会の併合問題にふれた基調報告をおこない、大岩孝平副会長が、協議会がすすめてきた1年間の運動について報告し、木場耕平会計が決算報告をおこないました。
さらなる組織整備で議論
討論では、法人と協議会の併合問題についての発言が集中。法人と協議会は一体になって運動をすすめてきたが、協議会しか実施できなかった事業を法人の事業にできること、被爆者中心の協議会はいずれ高齢化のため運動が困難になることから、1年間かけて法人理事会と協議会の役員会で、問題の解決方法を検討していくことが確認されました。
慰霊碑移転などの事業
このあと、山田玲子副会長が原爆犠牲者慰霊碑を葛飾区の青戸平和公園内に移設することなど事業計画を提案し、木場耕平会計が予算案を提案。参加者からは、新しい原爆症認定訴訟の支援などについての発言があり、議案は全会一致で承認されました。