被爆者相談所および法人事務所
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【連載】役員の紹介「八十路を越えても」

 東友会を支える80歳以上で元気に活躍する東友会のみなさんを順次、紹介していきます。

第7回 協議会理事(武蔵野) 柴田フミノさん

柴田フミノさん

 「ほんとうに92歳」。柴田さんのトレードマークは、お茶目で可愛い笑顔と背筋が伸びた元気なお姿。
 被爆当時20歳だった柴田さんは、宇品の船舶司令部に出勤する前、広島市平野町、爆心地から1.7キロにあった自宅で被爆。直後は下痢と両足に吹き出物ができて化膿し苦しみました。
 1958年に武蔵野市の被爆者の会ができ、当時の会長が訪ねてきたことで夫に被爆者であることを知られてから、以後ずっと60年にわたって、会を支えて活動されています。
 2011年から2014年まで武蔵野けやき会の会長として活躍。当時、水茎の跡も麗しい手紙で市長にアタックし、総会には毎回市長が参加していました。
 元気で長生きの秘訣をうかがったら、「朝7時半に起きて、夜は12時すぎに寝ています。食事はすべて手作りの和食で軽く済ますこと」、何よりも「毎月1回、大好きな宝塚の公演を見るために現地に出かけること」と。
 東友会の会議にもほとんど参加し、地区相談員としても活躍。依頼があれば、被爆の証言活動も続けています。(木村京子)