被爆者相談所および法人事務所
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【連載】役員の紹介「八十路を越えても」

 東友会を支える80歳以上で元気に活躍する東友会のみなさんを順次、紹介していきます。

第2回 法人執行理事 協議会副会長 山田玲子さん

山田玲子さん

 11歳(5年生)の時、広島市己斐国民学校(爆心地から2.5キロ)の運動場で被爆しました。
 助けを求めてきた無残な人々の姿や声が忘れられず、心の苦しみとなって残りました。母校の校庭では約2300体が荼毘に付されました。2010年に、国民学校に在籍した有志に声をかけて「慰霊と平和の祈り」のモニュメントを建立しました。
 1967年に目黒区から豊島区に引っ越して間もなく、稲富照子会長(当時)の訪問を受けて豊友会会員になりました。
 1975年、タスキをかけ、3歳になる下の娘を連れて、初めて東友会の街頭行動に参加。1985年、田川時彦事務局長のときから東友会事務局次長、日本被団協中央相談所の理事を務めました。
 1985年から今日までに、海外での証言は22回13カ国におよびます。証言後「ありがとう」と抱きしめてくれた海外の学生たちを思うと、これからも証言は続けたいとのこと。活力源は月1回の観劇、バレエ、歌舞伎、演劇、音楽など多彩。そして夕食時のビール一杯が至福の時だそうです。(濱住治郎・記)