被爆者相談所および法人事務所
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おりづるの子(東京被爆二世の会) ナガサキ学習ツアーなどを実施

 2013年に発足したおりづるの子(東京被爆二世の会)は、2019年度の活動として、2018年度実施したヒロシマ学習ツアーに続くナガサキ学習ツアーなどを実施しました。日本被団協が呼びかけている「ヒバクシャ国際署名」などにも引き続きねばり強く取り組んでいます。

念願のナガサキ学習ツアーを10月に実施

 おりづるの子では毎年5月に定期総会を開催するとともに、全会員に呼びかける学習交流会を毎年度2回ほど企画しています。2019年度は7月30日に、濱住治郎氏(日本被団協事務局次長)を招いて、「ヒバクシャ国際署名941万を国連に届けて」と題する学習交流会を開催し、会員ら15人が参加しました。
 テレビ番組など多彩に取材・報道された経過の紹介、国連への署名提出、さまざまな平和集会やイベントへの参加・出席とそれぞれでのエピソードなど、ニューヨークでの数多くの行動とそこで学び得られたことについて、熱心に語ってくださいました。質疑や意見交換なども活発にかわされて、2020年のNPT再検討会議とそれに向けての要請行動について、参加者それぞれが思いを新たにした学習交流会となりました。
 10月18~20日には、2018年度のヒロシマ学習ツアーに続いて、おりづるの子結成以来の念願の一つだったナガサキ学習ツアーを実施しました。原爆資料館、国立平和祈念館、爆心地公園周辺の原爆遺構めぐり、稲佐山展望台からの長崎市の眺望などを見て回り、原爆被害にあった多くの人びとに思いをはせ、「世界中から核兵器をなくせ」との願いを新たにしました。
 19日午後には長崎被災協・被爆二世の会のみなさんと交流会。多くの方がたが初顔合わせでしたが、「被爆二世って何だろう」「何をしたいのか。なにができるのか」などを率直に語り合いました。互いにこれまでの歩みを紹介しながら、いま考えていること、悩んでいることなどを語り合いました。

テーブルの席に着いて話し合う参加者たち
日本被団協・濱住事務局次長を招いての学習交流会(2019年7月30日)
長崎平和公園、平和祈念像前での集合写真
ナガサキ学習ツアーのヒトコマ。長崎平和公園にて(2019年10月19日)

ヒバクシャ国際署名を広げ種々の活動に参加

 日本被団協が呼びかけている「ヒバクシャ国際署名」にも継続的に取り組んでいます。
 11月22日に中野区の東京都生協連会館で開かれたヒバクシャ国際署名をすすめる2019都民のつどいには、多くの会員らが参加し、会場展示などにも協力しました。
 新宿西口でおこなわれた1月6日新春6・9行動には、会員らで声をかけあって参加しました。

新宿駅前、署名板を持ち通行人に呼びかける参加者たち
ヒバクシャ国際署名新春行動(2020年1月6日)

東友会の活動にさまざまな形で参加・協力

 東友会の各種の活動に参加・協力しました。
 7月28日に開催された東京都原爆犠牲者追悼のつどいの企画・準備に、東友会、東京原水協とともに企画委員として2人が参加して会合を重ね、その後に実行委員4人に拡大して参加しました。「追悼のつどい」に続いて、2019年からの新たな取り組みである「原爆被害について学び、語り合う交流会」に、発言者や進行係として参加・協力しました。2020年6月28日に予定されている2020年度「追悼のつどい」についても、すでに12月に実行委員会が発足し、おりづるの子から2人が参加しています。
 東友会との定期協議を4カ月に1回のサイクルでの定例会議として継続しています。