立川で被爆者集団健診 受診者に寄り添いきめ細かな対応
2016年11月3日に立川相互ふれあいクリニックでの被爆者集団健診がおこなわれました。健診は近隣地域の被爆者や被爆二世34人が受診。50人以上のクリニック職員やボランティアが担当を決めて、受診者一人ひとりに、健診の全行程が終了するまで寄り添っていました。職員やボランティアの人たちは被爆者と対話し、被爆体験や日ごろの生活について聞き、交流していました。
今回はクリニックから相談員派遣の要請を受け、東友会から的早克眞相談員が参加し、「相談コーナー」を担当。悩みごとを持つ被爆者や被爆二世は相談コーナーへ案内され、原爆症認定や介護保険、被爆二世の制度の内容や申請の仕方など様ざまな相談に対応して、受診者からは「毎回の健診に相談員がいて欲しい」という声もありました。
集団健診終了後は、会場を移して食事をしながら交流会。原水爆禁止世界大会で初めて広島を訪ねた若手職員の報告、リハビリ職員による腰痛予防のストレッチ指導がありました。参加した被爆者や被爆二世も、それぞれ健診を受けての感想や抱えている健康についての不安、核兵器廃絶を願う思いを語り合い、交流を深めました。