被爆者相談所および法人事務所
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3・1ビキニデー集会に参加して 核廃絶をリードできる日本に

一般社団法人東友会理事・仲伏幸子

 被災から59回目に当たる2013年3・1ビキニデー集会に、東友会から派遣され、東京代表団の一員として参加しました。東京代表団一行は、まず2月28日午後の日本原水協全国集会に参加しました。当集会は、「核兵器のない世界、非核平和のアジア・太平洋へ、憲法九条と非核三原則を輝かせよう」のスローガンの下、全国から1700人(東京からは123人)と海外からの代表が一堂に会しておこなわれました。
 基調報告にたった日本原水協の安井正和事務局長は、「世界の大勢となった核兵器廃絶の流れをさらに推し進め現実へと変えていくための行動」と「憲法九条と非核三原則を持つ被爆国として、日本政府にふさわしい役割を果たさせるため、世論と運動を大きく前進させること」の2つの活動を提起しました。
 その後の分科会でも、それぞれ活動報告や学習、意見交換がおこなわれました。
 私が参加した分科会でも、多くの参加者が発言しましたが、ことに若い世代が積極的に発言する姿が目立ち、頼もしく感じました。
 3月1日午前は、久保山愛吉氏の墓前祭に向け、焼津駅前から同氏のお墓がある弘徳院まで、故人が好んだというバラを一輪ずつ掲げて700人が行進。弘徳院で墓前に合掌・献花しました。
午後は、焼津市文化センターを会場に「2013年被災59年3・1ビキニデー集会」(同実行委員会主催)に参加。第五福竜丸の元乗組員・大石又七さんのビキニ被災の証言、ロンゲラップ島やチェルノブイリの被害者から報告・訴えがありました。
 初めての参加でしたが、原水協をはじめ各団体の結束と熱意を肌で感じることができ、有意義な2日間でした。

「東京から核兵器禁止の扉を開こう」と書かれた横断幕を持つ人たちを先頭に進む行進。参加した団体ののぼりなどが連なっている。
焼津駅前からの墓参行進