被爆68年・東友会結成55年 核兵器なくせ、原爆被害への国の償いを
草の根の世論と手をとりあい政府を動かそう
被爆68年、東友会結成55周年の年明けを、一般社団法人東友会は、意気込み高く迎えました。
核兵器廃絶の実現へ
核兵器をなくす運動では、被爆の実相を伝える事業が年頭から始まりました。
まず、都庁展望室で例年開いている「原爆展」の会場が1月4日に予約できました。開催日は、7月31日(水曜日)から8月5日(月曜日)までの6日間となります。
東友会役員会は、1月10日に会議を開き、2013年の情勢をどう見るかについて自由討論をおこないました。
会議では、被爆の実相普及の大事さが強調されました。このなかで、府中きすげの会が、新年早々の1月9日に小学校に招かれ、6年の生徒140人に被爆体験を語り伝えたことが報告され、感動を呼びました。
被爆の実相を国外に伝える事業では、3月4、5日にノルウェーのオスロで開かれる核兵器の非合法化をめざす国際会議に、日本被団協代表が日本政府代表団の一員として参加すること、その前日の2、3日にはNGO(非政府組織)の会議が開かれ、被爆者代表が被爆の実相を訴える予定であることも報告されました。


認定制度の抜本改善へ
原爆症認定制度の改正問題では、2月21日に第19回の検討会が開かれます。部分的手直しで済ませようとする政府側と、抜本改正を求める日本被団協側とのせめぎ合いはいよいよ大詰めを迎えようとしています。東友会は、被爆の実態に沿った認定制度を求めて運動を強めることにしています。
新しい国会に向けた行動も
運動の中で特に重要なのは政治を動かすことです。これまでも被爆者の運動で、政党・国会議員の支持、賛同を広げてきましたが、2012年の総選挙で選出された国会議員の支持を得る努力が決定的です。
このため日本被団協は、2月7日を国会行動日とし、院内集会と政党・衆参両院議員への要請訪問をおこなう予定です。
みなさん、2013年も被爆者の願いを広げていこうではありませんか。