被爆者相談所および法人事務所
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55周年記念事業にご協力ください 後世に残る有意義な企画満載

被爆者と被爆二世の本格的な実態調査など

 一般社団法人東友会(東京都原爆被害者団体協議会)は2013年11月、結成55周年の記念日を迎えます。
 東友会役員会は、この節目の年を意義深く迎えるために、役員全員が分担・担当することにして、4つの委員会をつくり、準備を進めています。

被爆者と二世の実態調査

 まず年頭から始まったのが「調査・出版委員会」が企画した「東京都在住原爆被爆者実態調査」と「東京都在住被爆二世実態調査」です。
 東京の被爆者調査は1970年9月、現行の「東京都原子爆弾被爆者等の援護に関する条例」の制定を前に東京都がおこなったものと、現行「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」(1995年12月)が制定された後に東友会がおこなった「被爆者援護のための要求調査」(1997年3月)の2つしかありません。
 国は、国勢調査に合わせて原爆被爆者についての調査をおこなっていますが、これは全国統計に入れられ、東京だけを抽出することはできませんので、東京の実態はわかりませんでした。
 被爆二世の実態調査は、こんどが初めてです。被爆68年目の被爆者の暮らしと健康、要求と思いを明らかにするとともに、被爆者の子、すなわち被爆二世の暮らしと健康、要求を明らかにするものとして注目されています。
 調査には、被爆者問題に関心を持つ青年研究者や法律家・医師が加わっています。東友会は、調査結果を今後の被爆者と二世施策充実に役立てることにしています。

被爆者の調査票サンプル
被爆二世の調査票サンプル

実相普及にも全力

 夏には「原爆展」を都庁展望室で開きます。日程は7月31日から8月5日までの6日間です。展示パネルは2012年展示の「ヒロシマ・ナガサキ 原爆と人間」が主体ですが、新しいパネルの追加など、「原爆展委員会」で企画を練っています。

楽しい記念行事も

 11月16日(土曜日)には、結成55周年の記念行事をおこないます。場所は、東友会がある平和と労働センターホールです。この日には記念式典と祝賀会を予定しています。どんなに楽しく意義深い式典と祝賀会、パーティにするか、式典委員会で検討を重ねています。

ついたてに貼られた、原爆の被害などを解説するパネルを見る参観者たち
昨夏の東京原爆展の場面から

記念出版物も刊行予定

 この日には、記念出版物も刊行・配布する予定です。出版物の内容については、出版委員会が検討を重ねており、2月には企画が決まる予定です。
 いま構想されているのは、東友会を構成している地区の会の自己紹介、東京在住被爆者が描いた画(故人を含む)の紹介などで、委員会では、みなさんからのアイデアを期待しています。