被爆者相談所および法人事務所
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被爆二世の医療費助成 更新期限が2年間に延長

2013年4月から 東友会の地道な働きかけと東京都の真摯な対応が実を結ぶ

 2013年4月から、被爆二世の医療費助成の更新期限が、これまでの1年間から2年間に延長されます。これは、東友会が長年、東京都と都議会に要請し続けてきたもの。
 とりわけ2010年9月から東友会は、この運動を強め、9月16日に民主党、自民党、公明党、共産党、生活者ネットの都議会全会派の紹介をえて、都議会に被爆二世の医療費助成に関する請願を提出。この年の12月15日、都議会は、「認定された疾病については、それぞれが一定期間の治療や経過観察が必要なことから、更新期間の延長、廃止を検討する必要がある」という趣旨にそうよう努力されたいという「意見付採択」を全会一致で可決しました。(関連記事:【特集】被爆二世の制度・施策 制度の内容と成り立ちの歴史)
 東京都はこの「意見」を受けて、2011年6月から診断書の様式を全面的に簡略化し、2012年7月の東友会との懇談会で福祉保健局の阿部敦子疾病対策課長が、医療助成の更新について「廃止はできないが更新については検討する」と回答していました。
 東友会は、この成果をさっそく都内の被爆二世と被爆者都民、さらに全国的にも知らせ、対象になる被爆二世がひとりでも多く制度を活かせるように働きかけようと話しあっています。2013年1月20日に府中市で開かれた第4回相談員養成研修会では、さっそく東友会相談員が説明。2月1日に開かれる三鷹市の相談会や同10日に練馬区で予定される相談会でも制度の変遷についてもお知らせすることにしています。