原爆症認定ケースbyケース

　「東友」8月号で紹介した後、東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち2人が認定され2人が却下されました。さらに、異議申立を提出していた2人が棄却されました。（2012年8月16日から9月15日）
　東友会扱いで現在原爆症認定の審査結果を待っている人は33人、この人びとの申請期間は2008年5月から2012年8月末まで。却下処分に対して7件の異議申立を被爆者と遺族が提出しています。（提訴者をのぞく）

原爆症認定申請の結果

認定

申請病名	性別	被爆時年齢	被爆状況	申請年月ほか
白内障	女性	16歳	広島1.2キロ直爆	2009年9月申請。
白内障	女性	6歳	広島1.1キロ直爆	2011年6月申請。

却下

申請病名	性別	被爆時年齢	被爆状況	申請年月ほか
膀胱ガン却下理由：起因性	女性	1歳	広島4.0キロ直爆	2009年9月申請。
下咽頭ガン術後甲状腺機能低下症却下理由：下咽頭ガンは要医療性、甲状腺機能低下症は起因性	女性	18歳	長崎3.0キロ直爆	2010年1月申請。

異議申立の結果

棄却

申請病名	性別	被爆時年齢	被爆状況	申請年月ほか
脳梗塞	男性	10歳	長崎2.2キロ直爆	2006年6月申請、2010年2月却下、2010年4月異議申立。
胃ガン	男性	11歳	長崎5.0キロ直爆	2008年5月申請、2010年4月却下、2010年7月異議申立。