被爆者相談所および法人事務所
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相談員養成合宿研修会
地区相談活動、認定問題、被爆二世、介護、原発…… 老いても学ぶ楽しさ

 東友会恒例の「相談員養成合宿研修会」が9月2、3の両日、熱海市でおこなわれ、21地区から42人が参加。新潟からも2人が参加しました。
 2012年は、一般社団法人になって初めての合宿研修会とあって、司会も業務執行理事になった村田未知子相談員と会員の的早克眞相談員の2人。
 飯田マリ子代表理事が「目の黒いうちに、魂の入った被爆者援護法と核兵器廃絶を実現させよう」と開会あいさつをしました。

相談活動の基礎を学ぶ

 大岩孝平業務執行理事が講習会の第1テーマの講師を紹介しました。
 第1テーマは「原爆症認定集団訴訟の終結と新しい訴訟について」と題し、一般社団法人東友会理事の宮原哲朗弁護士(集団訴訟全国弁護団事務局長)が、原爆症認定集団訴訟の原点は何だったのか、弁護士たちが被爆者とともに全力を挙げてたたかったのはなぜか、集団訴訟運動の成果は何かなどを約1時間、わかりやすく講演しました。
 質問・意見では、「福島の原発被害者援護のための法律を原爆被爆者援護法にならって早く立法化するべきでないか」など積極的な提案などが出されました。
 第2テーマは「地区の会の相談事業の交流」。業務執行理事の山田玲子医療福祉委員長が「相談活動を活発にして地区の会の活性化をはかっていこう」と問題提起。これをうけて、19の地区の会と新潟の代表が相談活動の実情を報告、活発に経験交流をしました。
 夜は懇親会となり、家島昌志理事と仲伏幸子理事の司会で地区ごとの参加者紹介と歌合戦で盛り上がりました。

具体的な事例から学ぶ

 第2日目は、第3テーマの「被爆二世の制度について」で始まりました。
 法人会員の湊武・医療福祉委員会委員の司会で、村田・医療福祉委員会副委員長が、東京都の被爆者援護条例の中に二世援護施策が盛り込まれた経過とその後の運用について、豊富な資料を用意して約40分講演し、「黙っていたら東京都も国も何もしてくれない」といった先人の教訓を紹介しました。質問・意見は15人から出されました。
 第4テーマは「介護保険制度と被爆者」。的早相談員は「介護保険料は高いが、保険料を払っていないと全額自己負担になる」ことを実例を挙げて講演。参加者も「近く介護を受ける時期になっている」ということで熱心に話に聞き入り、ケアマネージャーについての質問や家族の介護手当利用の経験などがはなされました。
 木場耕平業務執行理事からの会計報告。山本英典業務執行理事の「全体のまとめと閉会あいさつ」で研修会を終えました。
 参加者からは、「先輩方の強い運動、活動があっての現在の制度。感謝の気持ちでイッパイです」「研修で学んだことを地区の会に生かせるようにがんばります」などの感想が寄せられました。

泊り込みで熱心に学ぶ参加者のみなさん