日本被団協広島集会 「核兵器廃絶」と「原爆被害への国の償い」を
核兵器廃絶と原爆被害への国の償いを求める声を、被爆地広島から日本に世界に向かって高く上げよう――という趣旨で、2012年8月5日午後、広島・鶴学園で「日本被団協広島集会」が開かれました。
「ふたたび被爆者をつくらない決意を世界に! 今、ヒロシマ・ナガサキからフクシマを思う 被爆70年を前になぜ被爆者は国に償いを求めるのか」と掲示された会場には、原水禁世界大会に参加した全国の青年など130人が参加。超満員となりました。
集会では「ヒロシマ・ナガサキは過去のことではない」として、広島の被爆者・藤井清士さんと宮城の木村緋紗子さんが、被爆体験から福島原発事故につながる思いを語りました。
岩佐幹三・日本被団協代表委員は、原爆被害を隠ぺい、放置してきた責任を問い、田中煕巳・日本被団協事務局長は、56年の運動を重ねて今日の被爆者施策をかちとってきたあゆみを語りました。
「なぜ被爆者は現行法の改正を求めるのか」では、神奈川の清水信雄さんが原爆孤児になって苦労したきた経験から、原爆被害に対する国の償いを訴え、日本被団協の木戸季市事務局次長が国の償いを求める運動を提起、同じく日本被団協の山本英典事務局次長が地方自治体での償いを求める意見書採択の運動を紹介しました。
集会は、参会者からの質問・発言もうけ、「広島集会アピール」を採択。「原爆を許すまじ」の全員合唱で閉会しました。