原爆症認定ケースbyケース

　「東友」2月号で紹介した後、東友会を通じて原爆症認定申請をした被爆者のうち3人が認定され2人が却下されました。異議申立は4件が棄却されましたので紹介します。（2月19日から3月15日）
　東友会扱いで現在原爆症認定の審査結果を待っている人は61人、この人びとの申請期間は、2008年5月から2012年2月末までです。却下処分に対しては、27件の異議申立を被爆者と遺族が提出しています。

認定

申請病名	性別	被爆時年齢	被爆状況	申請年月ほか
膀胱ガン	男性	20歳	広島2.0キロ直爆	2009年12月申請。
胃ガン	女性	19歳	広島3.0キロ直爆	2010年8月申請。
胆管ガン	男性	12歳	広島2.0キロ直爆	2010年8月申請。

却下

申請病名	性別	被爆時年齢	被爆状況	申請年月ほか
胃ガン術後却下理由：起因性	女性	9歳	長崎4.1キロ直爆	2010年10月申請。
甲状腺機能低下症却下理由：起因性	男性	13歳	長崎3.0キロ直爆	2010年11月申請。

異議申立棄却

申請病名	性別	被爆時年齢	被爆状況	申請年月ほか
心筋梗塞	男性	17歳	長崎2.0キロ直爆	2006年7月認定申請、2009年11月却下、2010年1月異議申立。
狭心症	男性	9歳	長崎2.2キロ直爆	2006年7月認定申請、2009年5月却下、2010年7月異議申立。
白内障	女性	26歳	長崎2.7キロ直爆	2006年12月認定申請、2009年11月却下、2010年1月異議申立。
白内障	男性	10歳	広島2.5キロ直爆	2008年6月認定申請、2010年1月却下、2010年3月異議申立。