被爆者相談所および法人事務所
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アメリカ遊説に参加して

東友会 林田康二

 2002年8月4日から13日まで、日本被団協のアメリカ東部実相普及遊説ツアーに参加してきました。参加者は、和歌山から千田博章さん、広島から森原正生さん、長崎から柿田富美枝さん(被爆2世)、それに私の4人です。
 4日にワシントンD.C.に到着、ピースアクション連合の方がたに迎えられました。5日にワシントンD.Cのリンカーン・メモリアルホール前で、柿田さんと私が約40人に被爆体験などの被爆の実相証言をおこない、参加者に片言の日本語で「アリガトウ」と言われました。
 柿田さんと私は、ニュージャージー州へ行く班でしたので、6日に出発。広大なアメリカの大地、自然を眺望しながらの移動でした。パターソンからアトランティックまで、ホームステイしながら車で移動し、10カ所で証言しました。各集会の参加者は50人から100人程度。質疑応答では、 「被爆者として何をしに来たのか」 「日本の政治家の核武装発言についてどう思うか」 「アメリカの原爆投下について日本の教科書にはどのように書いてあるか」などの質問があり、柿田さんと私は、通訳の高野さんを介して答えました。参加していた高校の教師から、「あなたのストーリーを生徒の教材にする」と言われました。他の参加者からは、平和への考えと行動はあなたがたと同じ思いであることを日本の皆さんに伝えてほしいと言われました。
 私たちの行動に対して、プレーンフィールド市長や教会などから、核廃絶の努力に対する賞状が贈られ、ほかに無名戦士の墓のモニュメントを託されました。
 みなさまの募金で派遣していただき、ありがとうございました。