国立広島原爆死没者追悼平和祈念館オープン

　2002年8月1日、広島市平和公園内に建設がすすめられていた「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」がオープンしました。祈念館は、地下2階建て。研修室と体験記閲覧室、情報展示コーナー、平和祈念・死没者追悼空間と遺影コーナーが配置されています。
　「追悼空間」入り口前には、「誤った国の施策により犠牲になった多くの人々に思いを致しながら…」と記されたプレート。円形の空間の中央には小さな噴水があり、日本被団協が要求していた原爆死没者の氏名ではなく、被災地のモノクロのパノラマが、広島原爆で1945年内に死亡したといわれる14万人と同数のタイルで表現されていました。死没者の遺影はこの日までに4368人分が寄せられています。