観て、話し合って、学んだ DVDを観る会 3年間で19作品を視聴
2022年4月から19回を重ねた「原爆被害の実態と被爆者運動について学ぶ――東友会DVDを観る会」が、2025年4月10日で終了しました。最終回は、日本被団協の田中煕巳さんが出演しているBS-TBS「戦後80年と終わらぬ戦争――誰が『受忍』を強いたのか」を観て、国の受忍政策とたたかってきた被爆者運動の精神を学びました。
「DVDを観る会」は、被爆当時の記憶がほとんどない若年被爆者が増えるなかで、原爆被害の実態や戦後の被爆者の生活・思いなどを学ぶために、映像ディスクになっているドキュメンタリー番組をみんなで観て、話し合うことを趣旨として始まりました。
これまで、「原爆投下10秒の衝撃」や「きのこ雲の下で何が起きていたか」など原爆の実態を扱ったもの、「補償なき半世紀」や「忘れられた戦後補償」など国の被爆者対策に関わるもの、「心の傷いまだ癒えず」や「ヒバクシャからの手紙」など被爆者の思い、生き様をあつかった作品を観ました。
いつも東友会理事会の日の午前中に開催したため、理事を中心とした参加になりましたが、毎回20人から30人が参加。「映像で再現された被爆直後の画面を見て、記憶にはない被爆の状況を実感できた」、「先人がなぜ被爆者運動に立ち上がったのか、その思いや努力を学べた」などの感想が寄せられています。