日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准を 新春6・9行動
高校生・大学生たちといっしょに行動
2024年1月6日、有楽町マリオン前で、新春6・9行動がおこなわれました。6・9行動は、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)が始めた活動で、被爆者援護・連帯を目標に、広島・長崎の原爆投下日にちなんで毎月6日または9日におこなわれているものです。最近は、おもに「日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名」への協力をよびかけています。
1月は新春行動としておこなわれ、東友会と東京被爆二世の会(おりづるの子)から19人が参加。そのほか日本原水協、平和ゼミナール活動にとりくむ高校生や大学生など、全体で60人が参加しての大きな行動となりました。
東友会からは、家島昌志代表理事、濱住治郎執行理事、内藤雅義監事(弁護士・被爆二世)、石飛公也監事がマイクを持って訴えました。家島代表理事は「昨年暮れ第2回核兵器禁止条約締約国会議がおこなわれたが、日本政府はオブザーバーとしても参加しなかった」と日本政府の対応を批判。濱住執行理事は「日本政府が核兵器禁止条約に署名・批准するよう、国民一人ひとりの署名を」と呼びかけ、内藤監事は「核兵器による抑止では平和を築けない。人間らしくつながることで生き延びていくことが必要」と訴え、石飛監事は自身の被爆体験と戦後の被爆後の悲惨な状況を語り、「日本政府にけじめをつけさせるためにもこの署名が大切」と訴えました。
その他の参加者は署名板を持って道行く人びとに署名への協力を呼びかけました。通りかかった広島出身の青年が「祖父が被爆者でその体験を聞いてきた。広島・長崎をくり返してはいけない」と語り、署名に協力してくれたのをはじめ、東友会の署名には15人の方が応じてくれ、全体で30人の署名が集まりました。
最後に、2024年も力を合わせてがんばろうの思いを込めて、参加者みんなでマリオンの時計の前で記念写真を撮りました。