被爆者援護連帯6・9行動 4カ月ぶりに新宿西口で署名訴え
私たちの「武器」はこの署名 核兵器にしがみつく国に世論の力で迫ろう
2020年6月6日、新型コロナウイルスの感染予防のため3月から中止されていた「被爆者援護連帯6・9行動」が、新宿駅西口で4カ月ぶりにおこなわれました。緊急事態宣言解除後とはいえ、感染拡大の注意を呼びかける「東京アラート」が発令されているなか、4団体28人が参加。東友会からは10人が行動に加わりました。梅雨入り前の蒸し暑い日でしたが、署名板を持った参加者はマスクを付けて道行く人びとに話しかけ、署名への協力を訴えました。
東友会を代表してマイクを握った石飛公也執行理事は、「私たち被爆者は、二度と核兵器による被害者を作らせたくないと思っています。いま世界には約1万4000発もの核兵器があり、地球を7回半滅亡させることができるといわれています。これをなくすための私たちの“武器”は署名しかありません」と、ヒバクシャ国際署名への協力をくり返し呼びかけました。
時節柄、ペンを手にするのをためらう人が多かったものの、高校生が描いた原爆の絵や軍事費の現状を図示した展示を見る人、東京うたごえ協議会の大熊啓さんの歌に耳を傾ける人もいて、大きなアピールの機会になりました。
40分間の行動で署名18人分、募金2200円が寄せられました。