被爆者相談所および法人事務所
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核兵器のない世界へ新たな行動を 3・1ビキニデー集会に参加して

濱住治郎(東友会執行理事・稲城)

 2016年2月29日から3月1日まで、2016年の3・1ビキニデー集会が静岡市と焼津市を会場に開かれ、私は東友会を代表して東京原水協のみなさんといっしょに、この2日間の行事に参加しました。
 29日午後から、日本原水協全国集会の全体集会と分科会がおこなわれました。全体集会は800人が参加。「核兵器のない世界へ被爆者とともに」のコーナーでは全国から参加した被爆者と被爆二世・三世の30人が舞台に上がり、日本被団協の木戸季市事務局次長が「今年、核兵器をなくす国際署名を世界の人びとに訴えます」と述べ、会場から大きな拍手が起こりました。
 続く7つの分科会で、私は第2分科会「被爆者とともに被爆体験と被爆の実相、核兵器廃絶を」に参加。全国から95人が集い、被爆者と二世を含めて活発な発言があり、3時間が短く感じられました。
 3月1日午前中は、焼津駅前を出発し、第五福竜丸の無線長であった久保山愛吉さんが眠る弘徳院までの約1時間、久保山さんが好きだったバラの花を持って1500人が市内を墓参行進。日本宗教者平和協議会主催の墓前祭では日本被団協など7団体が「誓いの言葉」を述べました。
 午後からは、焼津市文化センターで「被災62年3・1ビキニデー集会」(主催:同実行委)が開かれ、2000人が参加。国の内外でビキニ被災事件に取り組む人たち、核兵器のない世界の実現をめざして外国ゲストの発言などがあり、国民的な原水爆禁止運動の出発点となった3・1ビキニデーの意義を、あらためて確認した2日間でした。

晴天の焼津市内を進む墓参行進東京代表団の先頭。「核兵器全面禁止、非核平和の日本を」と書かれた横断幕を横に並んだ5人が掲げている。
横断幕の中央に立つ濱住さん