おりづるの子(東京被爆二世の会) 被爆二世実態調査報告など学ぶ
2015年10月11日、おりづるの子(東京被爆二世の会)は、東友会が2015年7月に発表した「東京都在住被爆二世実態調査報告書」についての学習交流会を開催しました。
同調査の集計・解析を取りまとめた八木良広さん(愛媛大学)が講師を務め、同会の会員ら15人が参加。八木さんは、回答者660人の約6割が何らかの不安を抱えている、二世の健康診断等の諸制度について知らない人が1~2割いる、などと指摘。政策提案として、東京都による被爆二世の全数調査、東京都の二世施策の一層の周知、国による二世の全数調査を求めたいと述べました。
この後に参加者から、多くの人の不安を緩和するため被爆二世の実態を正確に把握した適切な情報提供が必要では、蓄積されている二世の健康診断データを分析・活用してほしい、などの声があがりました。
同会ではこの報告書や学習交流会の成果を踏まえ、東京の被爆二世らの要望を集約していきたいとしています。