首都圏のNPT要請代表団が学習会 核廃絶の流れ加速できる活動を
2015年3月10日、本年4月ニューヨークで開催されるNPT(核不拡散条約)再検討会議に派遣される日本被団協の要請代表団のうち、首都圏在住の約20人が港区芝の弥生会館に集って事前学習会が開かれました。
冒頭、日本被団協の田中煕巳事務局長が、私たちの参加する目的と行動について挨拶。次いで核兵器廃絶運動の国際情勢に詳しい日本原水協の高草木博代表理事が、世界の核兵器廃絶に向けた運動の経過と本年開催される再検討会議の意義や被爆者の役割などについて分りやすく解説し、事前に読んでおいたほうがいい資料を紹介しました。
つづいて事務局から、代表団の現地での行動について、前回の資料を参考にした説明があり、参加者全員が自己紹介をおこなった後、意見交換がおこなわれました。
今回の代表団には比較的若い世代も多いのですが、高齢化した被爆者にとってはこれが海外で被爆の実相を訴える最後の機会になるかも知れないという思いもあります。NPT再検討会議が前進のないまま次回に先延ばしされることのないようしっかり活動しなければと、要請団の役目に決意を新たにしました。