被爆者相談所および法人事務所
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3・1ビキニデーに参加して 被爆70年を核なき世界への転機に

出田卓(東友会理事・板橋)

 被爆70年という節目の年の3・1ビキニデーに東友会から派遣されて参加しました。
 2月28日は、日本原水協全国集会が焼津市文化センターで開かれ、全国から1100人が参加しました(うち、東京からは137人)。
 集会では、日本原水協の安井正和事務局長が基調報告。NPT再検討会議の成功と、被爆国にふさわしい役割を果たすよう日本政府に求める国民世論を築くことなどが提案されました。
 来賓として、日本被団協の田中煕巳事務局長などが挨拶。海外代表がそれぞれの国での活動報告をしました。
 その後、各会場に分かれて分科会。第4分科会「被曝の実相普及、被爆者援護・連帯、被爆者運動の継承」に参加しました。
 翌3月1日午前中、焼津駅前から久保山愛吉さんのお墓がある弘徳院まで墓参行進。同所では墓前祭がとりおこなわれ、墓前に献花しました。
 午後は、焼津市文化センターを会場に「被災61年3・1ビキニデー集会」(主催:同実行委)が開かれ、1700人が参加しました。
 主催者報告に立った野口邦和さんは、原水爆禁止を求める運動が国際政治を動かして核兵器廃絶の潮流に発展していると強調。被爆70年の2015年開かれるNPT再検討会議に向けて草の根の運動を強めようと訴えました。中野弘道焼津市長などの来賓挨拶のあと広島・長崎両市長からのメッセージが紹介されました。
 ついで、水爆実験被害者の証言、ミニ座談会、日本各地の報告、アメリカ、韓国、マーシャルの海外代表によるミニトークなどが続き、集会アピールを採択して閉会しました。

笑顔で町を歩く行進参加者たち。写真に写っているのは「被爆70年 3・1ビキニデー 非核・憲法9条の輝く日本をつくろう 原水爆禁止東京協議会」の横断幕を掲げる人びと
雨の中を墓参行進