被爆者相談所および法人事務所
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戦後70年・戦争被害のすべて解決を!大集会

「戦争被害はがまんせよ」という国の姿勢を糾そう

 「ふたたびこの国を火の海にさせないために」「戦争被害すべてに国の償いを」を合い言葉に、2015年3月6日夜、浅草公会堂で800人参加の集会が開かれました。
 主催は、全国空襲被害者連絡協議会が中心になった「戦後70年・戦争被害のすべて解決を! 大集会実行委員会」で、日本被団協も実行委員に参加しました。
 集会は、日本の古典芸能である五人囃子による「三番叟」の演奏に始まり、詩の朗読に続いて、東京大学大学院教授の高橋哲哉さんの講演「戦後70年の歴史認識を問う」、合唱団「この灯」の合唱とすすみました。
 ついで、佐世保、大阪、名古屋の各空襲被害者が、この70年間、国から何の謝罪も補償も受けることなく、健康と暮らしに耐えがたい苦しみの日々を送ってきたことを証言、「生きている内に被害への補償を」と訴えました。
 この後に原爆被爆者。山本英典日本被団協事務局次長を先頭に岩佐幹三代表委員、田中煕巳事務局長と東京の被爆者21人、広島、千葉、埼玉、岐阜の被爆者も加わり計24人が登壇しました。山本次長が決意表明し、「核抑止論が核兵器廃絶の壁になっており、戦争犠牲受忍論が戦争被害への償いを拒む壁になっている。被爆70年を期してこの壁をみんなで乗り越える運動を高めよう」と訴えました。
 全空連の星野弘会長は「裁判では補償は認められなかったが空襲被害者援護法立法の道が示された。立法をめざそう」と訴え、たたかう決意を明らかにしました。
 締めくくりは慶応大学名誉教授で憲法学者の小林節さん。政党代表では、維新の党・初鹿明博衆院議員、共産党・田村智子参院議員、社民党・福島瑞穂参院議員が参加しました。

合唱団による「輝く未来へ」演奏の場面。グランドピアノの伴奏で60人ほどの人たちが歌っている。ステージの上手には「ふたたび この国を 火の海にさせないために!」と書かれた垂れ幕、下手には「戦後70年・戦争被害のすべて解決を!」と書かれた垂れ幕が下がる。客席は参加者で埋まっている。
戦後70年・戦争被害のすべて解決を! と全国から集まった人びと