浅草ウォーク 国に戦争被害への謝罪と補償を果たさせよう
2012年10月21日、「すべての戦争被害者に国家補償を」と第7回「浅草ウォーク」がおこなわれ、80人が参加しました。東友会からの参加は25人でした。
第1部は、台東区民会館での集会。2012年の重点は「空襲被害者等援護法」制定に向けて、国民の理解と運動を広げることでした。
講演に立った中山武敏全国空襲連共同代表(弁護士)は、戦争被害について「国がなすべきことは、内外の被害者に謝罪と補償をすることだった。しかしこの67年間に国は、軍人・軍属に対しては53兆円もの補償をしながら、民間人の被害に対してはゼロのまま」と厳しく批判。「戦争被害受忍」論を最高裁で覆す運動を強めるとともに、「空襲被害者等援護法案」を成立させ、戦争被害者を救済しようと結びました。
これを受けて、山本唯人・和・ピースリング事務局長がドイツの民間被害救済の現状を、星野ひろし全国空襲連代表が立法化をめぐる国会状況を、山本英典・日本被団協事務局次長が原爆被爆者との対比で空襲被害者等援護法案のすばらしい内容について、それぞれ発言しました。
第2部は「ウォーク」。「戦後補償のゆがみを正し、すべての人々が分かち合える平和を」と、観光客で賑わう浅草の町を約1時間、折り鶴をかざしアピールしながら行進しました。