被爆者相談所および法人事務所
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都庁で原爆展を再び 東友会実相普及委員会で交渉・準備中

 東友会の実相普及委員会は、2010年2月9日から13日まで、都庁第一庁舎の南展望室で「原爆展」を開催するために準備を進めています。大岩孝平実相普及委員会副委員長を中心に原爆展小委員会を設置し、会場を借りるための交渉をすすめ、展示する資料の準備、選定もしています。
 現在、「原爆と人間展」パネルとともに、「サダコと折り鶴ポスター」、第五福竜丸展示館から借りる「パネル」や現物資料などを検討しています。また、前回の原爆展で広島資料館から借りて展示した資料の代わりに、都内の被爆者が持っている現物資料を展示することを決め、資料を持っている人たちに貸し出しを呼びかけています。
 被爆体験の証言は、映像だけでなく、参加している被爆者が直接体験を話したり、展示物を見ながら説明できるように工夫する予定です。
 また、核軍縮へむけ大きく変化してきている国内外の潮流を知らせるコーナーも設置する予定です。前回の原爆展で後援してくれた東京新聞に協力を依頼し、オバマ米大統領のプラハ演説の写真と記事、鳩山由紀夫首相の国連演説の写真と記事、ノーベル平和賞受賞者17人による「ヒロシマ・ナガサキアピール」などのパネルを作成し、展示しようと取り組んでいます。
 予定会場は、2009年2月に東友会結成50周年記念事業で「東京原爆展」を開いた場所。外国人の来館者が多かった前回の経験から、英語、中国語、韓国語などで説明のできる人の協力が不可欠と、被爆者や被爆二世をはじめ市民のボランティアを募っています。
 写真は2009年2月に都庁展望室で開いた「東京原爆展」から。全体的に子どもたちや外国人の参観者が多く、高い評価を得ました。次回は、前回以上に工夫を凝らそうと準備中です。

原爆展の様子 ついたてに取りつけられた原爆展パネルが並ぶ中、見入るたくさんの人たち。
原爆展の様子 被爆者と話をしたテーブルの席で、学生服の少年3人が座りアンケートに記入している。