東友会医療講演会 肺炎の原因に「歯周病菌」 歯磨きの大切さ強調
東友会の委託事業の一つ、2002年度第1回の医療講演会が、11月16日に平和と労働センターで開かれ、50人が参加しました。
三宅信雄委託事業部長の開会あいさつ、中川夏代事務局次長の講師紹介のあと、小南泰雄医師(代々木歯科所長)が、「今からでも遅くない歯と歯周病の話」というテーマで、写真やグラフなどをわかりやすくまとめたスライドを上映しながら、1時間講演しました。
歯周病菌が口の中だけでなく動脈硬化、脳梗塞、糖尿病など全身に悪影響を及ぼし、高齢者の深刻な病気である肺炎の原因にもなっているという意外な事実や、80歳で20本以上の自分の歯を保ち、健康で豊かな生活を送ろうという「8020」(はちまるにまる)を達成している人は、口の中はもちろん、外観も若い、といった話に、参加者は歯磨きの大切さをあらためて感じました。
講演は健康保険のきかない歯科医療についてもふれ、保険のきく医療との違いを説明し、国民が求めているのは、保険の範囲をひろげていくことだと結びました。
この日は東友会の創立記念日。田川時彦会長は閉会あいさつで、44年前、医療相談の場がほしいという要望から東友会は出発し、それが現在の医療講演会にもつながっているとのべました。