東友会連続研修講座 第3回 相談活動は東友会の原点
家庭訪問の大事さなど学ぶ
東友会の「連続研修講座」の第3回講座が「東友会・地区の会の相談活動の現在と今後」のテーマで、2002年11月14日、平和と労働センターホールで65人が参加しておこなわれました。講師は、山田玲子救援部長。司会は、中川夏代事務局次長が担当しました。はじめのあいさつは、藤平典副会長がのべました。
山田講師は、伊東壯・前東友会会長が「首都の被爆者運動史」に寄せた言葉から、講義を始めました。東友会の歴史は「原爆病への脅え」から「同病相憐れむ心で集まりをもったこと」に始まり、被爆者の家庭訪問で相談活動にとりくみ、ビキニ事件を契機に「原水爆禁止」の要求を付け加えて、国民とともに歩む東友会になっていったとのべ、「相談活動は東友会の原点」と強調しました。そして相談事業とは、(1)施策を被爆者に徹底させること、(2)被爆者の証言を聞き、(3)願いを共有し、(4)ともに喜び合えるようにすることだとまとめました。
講義には実践報告が挿入されました。東友会の相談活動を村田未知子相談員、被爆者とともに活動している非被爆者のとりくみを、町田の本間美智子さん、豊島の及川佐さんが発言。
地区での活動として、家庭訪問の大事さについて足立の野口和代足友会会長と青梅広長会の長橋博也事務局長。地区内での研修会を世田谷同友会の横川嘉範会長。専門家の協力を北・双友会の飯田マリ子会長が、それぞれ報告しました。
まとめを山本英典事務局長がおこない閉会しました。参加者からは「原点を学び目が覚めるようだ」など、感動の感想が寄せられました。