被爆者相談所および法人事務所
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被爆80年事業 原爆パネル展、広島・長崎ツアー、シンポジウムなど多彩に

東京都生協連、おりづるの子と協働で 「継承」をキーワードに知恵を出し合い

 東友会は節目の年ごとに特別事業をおこなってきました。2025年は被爆80年事業として次のような取り組みを企画しています。
 「原爆パネル展」と「広島・長崎ツアー」を東京都生協連と共同で、「記念シンポジウム」をおりづるの子(東京被爆二世・三世の会)と協働でおこないます。従来の記念事業は東友会単独で主催してきましたが、被爆80年事業は他団体との共催になっていることが特徴です。

 東京都生協連と東友会は2024年11月に「被爆80年東京ピースプロジェクト」を立ち上げ、ふたつの事業の計画に着手。近年は被爆当時の記憶のない若年被爆者が運動の中心を担っていることから、被爆者自身が改めて広島・長崎を訪問し、被害の実相を知ろうという趣旨と、ノーベル平和賞受賞で被爆者に与えられた「被爆体験の継承」と「核兵器廃絶への願い」を生協組合員の若い世代に伝え残すことが目標です。
 「ヒロシマ・ナガサキ パネル展」は、親子で参加し、子どもたちには夏休みの「自由研究」のテーマにもしてもらえるよう、8月の開催を計画しています。
 「被爆80年広島・長崎ピースツアー」は、広島・長崎それぞれ2泊3日の予定で、普段は行きにくい場所も訪ねる企画になります。

写真や絵や説明図と文章で構成されたパネルが、並べられたついたてに展示されている。ガラスケースに収められた現物資料もある。それら展示物を多くの人たちが見ている。
2015年11月に「としまセンタースクエア」で開かれた原爆展(被爆70年事業)
2015年11月当時の豊島区長と東友会代表が、「被爆70年 東京原爆展」入り口の横幕前で横に並んで立っている。
被爆70年事業の原爆展入り口で並ぶ、当時の豊島区長と東友会役員
広島平和記念公園の慰霊碑前で、「東友会 被爆70年廣島・長崎慰霊墓参団」と書かれた横断幕を広げ持って並ぶ、20人ほどの人々。地面はぬれており、傘をさしている人もいる。
被爆70年事業の慰霊墓参団。広島・慰霊碑前で
長崎市平和公園の原爆落下中心碑の前で、「東友会 被爆70年廣島・長崎慰霊墓参団」と書かれた横断幕を広げ持って並ぶ、20人ほどの人々。
被爆70年事業の慰霊墓参団。長崎・爆心地跡で

 おりづるの子とは、ノーベル平和賞受賞の内容と日本被団協の歴史を学ぶ「シンポジウム」の開催を予定しています。

各企画は具体化に向けて現在も調整中です。詳細が決まり次第、「東友」紙上で順次紹介していきます。