被爆者相談所および法人事務所
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立川相互ふれあいクリニックで集団健診 職員の発案で始まり33回目に

 2024年6月2日、立川市にある立川相互ふれあいクリニックで被爆者と被爆二世の集団健診がおこなわれました。親子連れで健診を受けに来た人も多く、被爆者24人、二世24人が受診。この日、胃がんと乳がんの検診も希望者17人が受診しました。
 同クリニックの集団健診は17年間で33回目。原水爆禁止世界大会に参加した職員が発案して始まり、被爆者と二世のためだけに毎年6月と11月の日曜日にクリニックを開け、職員がボランティアで協力しています。今回のスタッフは医師4人を含む32人。東友会理事の向山新医師をはじめ長年広島で被爆者を診てきた被爆二世の青木克明医師、山田秀樹医師らがそろって対応。希望者には歯科医師による検診もありました。
 待合室近くには相談コーナーが設けられ、東友会から出張してきた村田未知子主任相談員が、手当や介護保険に関する被爆者からの相談に応じていました。
 健診後、村田相談員が映像を使って「被爆者相談員の証言」と題して相談事業のなかで知った被爆者の姿と原爆被害の実態を講演。30人ほどが熱心に聞き入っていました。

壁一面がガラス窓の広いロビーに長机が並べられ、病院職員と受診者が長机を挟んで椅子に座り、手続きをしている。
健診の受付も丁寧に対応