原爆被害に関するDVDを観る会 あらためて学んだ被害の凄まじさ
2022年4月14日、広島・長崎の原爆被害に関連するDVDを観る会が東友会のある平和と労働センター3階会議室で開かれ、26人が参加しました。開会にあたって、東友会の中西俊雄執行理事があいさつ。「幼少期や胎内被爆の被爆者が多くなり、被爆当時の実相や被害状況を語ることが難しくなっている。近年はテレビなどで原爆被害の状況を科学的に解説した良質なドキュメンタリー番組がいろいろ制作されており、それらを観て被爆者も学習したいという要望があって開催した」と経緯を述べました。
今回は、1998年にNHKで放送されたNHKスペシャル「原爆投下10秒の衝撃」(NHK広島制作 60分)を視聴。広島の原爆投下後10秒間を、第1段階0秒から100万分の1秒「放射線」、第2段階100万分の1秒から3秒「火球の出現」、第3段階3秒から10秒「衝撃波の広がり」に分け、それぞれの段階のエネルギー発生の仕組みや被害状況などを視覚的にわかりやすく解説した番組です。
参加者からは、「10秒が過ぎたきのこ雲のときにはすでにすべてが破壊されていたことがわかった」「二次放射線で父親が亡くなったと思っていたが、すでに中性子を浴びていた。精密に構築されたビデオや資料は見続けていかなければならないと思った」「科学が進むと被爆の状況もあとから調査することができる。科学の使い方を考えさせられた」などの感想がありました。
次回は、協議会理事会が開催される7月21日(木)午前10時30分から、NHKスペシャル「知られざる衝撃波 ~長崎原爆・マッハステムの脅威~」を視聴する予定です。