東友会2020年新春のつどい 被爆75年の展望を見つめ合う場に
2020年東友会新春のつどいが1月26日、平和と労働センターで開かれ、都内各地の被爆者と来賓87人が参加。被爆者の高齢化がすすむなかですが、2020年は被爆75年の節目にあたり、年頭にあたって和やかで励まし合える交流の場となりました。
節目の年頭に
最初に、司会の濱住治郎執行理事の呼びかけで原爆犠牲者への黙祷が捧げられたあと、家島昌志代表理事が「今年は東京でオリンピック・パラリンピックが開催される年でもあり、国連ではNPT再検討会議の開催年にも当たる。一方で、核兵器禁止条約への批准国も現在35カ国に達しており、平和な世界を勝ち取るために被爆者は一致団結して精一杯の努力をしてゆこう」と、新しい展望を込めて誓いの言葉を述べました。
つづいて東友会の1年間の活動を振り返るスライドを村田未知子執行理事が紹介。原爆投下の日にちなんで毎月おこなわれている「被爆者援護連帯6・9行動」や「原爆犠牲者追悼のつどい」の模様など、東友会の取り組みが映像で紹介され、感嘆の声や笑いを交えて観賞しました。
政党関係の来賓からは各会派の代表が挨拶。「核兵器を持つことが平和の担保にはならない」、「被爆者に残された時間は短い。何とかして国家補償を国に訴えたい」などの力強い発言があり、被爆者として勇気づけられました。
やわらかな交流
第二部の司会は湊武執行理事と中川夏代理事。第五福竜丸平和協会の安田和也事務局長の発声で乾杯しました。
各界から、東友会の顧問医でもある園田久子医師をはじめ、日本被団協、日本原水協と東京原水協、東京宗教者平和の会、東京非核政府の会の代表から熱のこもった挨拶が続き、地区・ブロックごとに参加者の紹介もあり、食事を楽しみながら賑やかに語らう場になりました。
最後に、梅岡功さん(武蔵野けやき会)の指揮で「青い空は」を全員で合唱。石飛公也執行理事の挨拶で閉会しました。
「新春のつどい」にご参加またはメッセージをいただいた議員のご芳名を紹介します。(敬称略・順不同)
参加した議員
笠井亮衆院議員
(共産)、初鹿明博衆院議員
(無所属)、塩村あやか参院議員
(立憲民主)、竹谷とし子参院議員
(公明)、吉良よし子参院議員
(共産)
木下ふみこ都議(都民ファースト)、大松成都議(公明)、和泉なおみ都議(共産)、山内れい子都議(生活者ネット)、浅田やすお文京区議(社民)
メッセージを寄せた議員
小池あきら参院議員
(共産)、鈴木章浩都議(自民)