東京都在住の被爆者数は最高時の半分以下に
東京都福祉保健局が、2019年3月末現在で整理した、東京都内に住む被爆者健康手帳所持者数と東京都健康診断受診票(子)所持者(被爆二世)数の一覧を発表しました。
被爆者数はついに5000人を割り、最高時(1989年3月末)1万365人の47%になりました。長い裁判でようやく広げた原爆症認定・医療特別手当の受給率は横ばいのまま。認定されている被爆者の多くが亡くなったり、申請した病気の要医療性が認められず、被爆者の6%しか受けられないという厳しい基準は残されたままです。
都内に住む被爆二世は、毎年人数を増やし、2012年から被爆者数を超えています。二世も最高齢者が73歳、平均年齢は50歳代半ばになりました。東友会には二世自身や被爆者から東京都独自の二世への医療費助成への相談が増えていますが、東京都はこのデータを公表していません