ノーモア・ヒバクシャ訴訟が大詰め 国の審査基準の不当性明らか
2012年から進めてきたノーモア・ヒバクシャ訴訟が2018年に大詰めを迎えます。7カ所の地裁で121人の原告がすすめてきた裁判の原告は5地裁47人に。東京訴訟も2018年夏前には終結すると思われます。
この間の地裁の勝訴率は76%を超えています。国を相手にした裁判の勝訴率は普通10%程度といわれていますが、原爆症認定裁判では逆転しています。これだけ見ても、国の審査基準の不当性が明白になっています。
訴訟名 | 裁判の進行状況 | 経過と今後 | ||
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東京 | 第1次 | 地裁 | (終了) | 2015年10月29日17人全員勝訴 |
高裁 | 6人進行中 | 地裁勝訴の17人中、国が控訴した6人 2018年3月27日判決 | ||
第2次 | 地裁 | (終了) | 2016年6月29日6人全員勝訴 | |
高裁 | 1人進行中 | 地裁勝訴の6人中、国が控訴した1人 2018年3月ごろ結審、同年6月ごろ判決予定 | ||
愛知 | 地裁 | (終了) | 2016年9月14日 4人中2人勝訴 | |
高裁 | 2人進行中 | 地裁敗訴の2人が控訴 2018年3月7日判決 | ||
近畿 | 地裁 | 13人進行中 | 2018年1月23日 13人中1人判決 | |
高裁 | (6人) | 2018年1月16日 6人中3人勝訴(記事掲載現在、上告期限中) | ||
広島 | 地裁 | (終了) | ||
高裁 | 13人進行中 | 2018年2月9日 13人中2人判決 | ||
長崎 | 地裁 | 6人進行中 |