原爆症認定 ケースbyケース
「東友」2017年12月号で紹介した後、東友会を通じて原爆症認定申請を提出していた被爆者のうち8人が認定されたので紹介します。
ノーモア・ヒバクシャ訴訟東京弁護団の協力で却下処分に対する審査請求(これまでの異議申立)を出していた人が、3年9カ月を経て却下取消となり認定されましたので、合わせてお知らせします。(2017年12月17日から2018年1月15日)
認定
申請病名 | 性別 | 被爆時年齢 | 被爆状況 | 申請年月ほか |
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膀胱がん | 男性 | 0歳 | 広島1.7キロ直爆 | 2017年8月申請。 |
咽頭がん | 男性 | 10歳 | 広島2.2キロ直爆 | 2017年8月申請。 |
膀胱がん | 女性 | 6歳 | 長崎1.8キロ直爆 | 2017年8月申請。 |
肺がん | 男性 | 1歳 | 長崎2.0キロ直爆 | 2017年8月申請。 |
心筋梗塞 | 女性 | 6歳 | 広島2.0キロ直爆 | 2017年9月申請。 |
肺がん | 男性 | 1歳 | 長崎8月13日入市 | 2017年9月申請。 |
悪性リンパ腫 | 女性 | 6歳 | 長崎1.8キロ直爆 | 2017年9月申請。 |
前立腺がん | 男性 | 10歳 | 広島3.0キロ直爆 | 2017年9月申請。 |
審査請求により却下取消・認定
申請病名 | 性別 | 被爆時年齢 | 被爆状況 | 申請年月ほか |
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心筋梗塞 | 男性 | 9歳 | 長崎3.0キロ直爆、8月11日入市 | 2014年4月申請、2015年3月起因性なしとして却下。 |
ノーモア・ヒバクシャ訴訟東京弁護団の協力により2016年6月、被爆状況の変更を東京都に申請。厚生労働省の「積極認定」の範囲である長崎被爆8月10日1.0キロ入市の事実を2017年3月に都が認定しました。その後、厚労省からの照会に対して、2017年11月に127枚の入院と外来のカルテのコピーを提出して、却下取消・認定となりました。