被爆者相談所および法人事務所
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さよなら原発10万人集会 炎暑のなか東友会から11人参加

 原子力発電所の操業停止、廃炉を求める「さよなら原発10万人集会」が2012年7月16日、代々木公園で開かれ、17万人が参加しました。
 日本被団協はこの集会に招かれ、第3ステージで岩佐幹三代表委員が「原爆も原発もない世界を」と訴えました。東友会も、この第3ステージの成功を期して、11人がのぼりを立てて参加しました。
 この日は、気温が33度を超える猛烈に暑い日でしたが、会場には午後2時になっても参加者の列が続き、午後3時から始まったパレードの最終組が会場を出たのは午後7時だったといいます。
 参会者は「原発ノー」「再稼働反対」「子どもに放射能のない未来を」など、思い思いの気持ちを書いたプラカードを持っていました。

野外、たくさんの人たちが座っている。日傘をさした人もいる。そのなかに東友会ののぼりが立っている。トラックの荷台が開いてステージになっており、そこから話をしている人がいる。
東友会も第3ステージに参加

原子力関連の動向に日本被団協が声明

 日本被団協は、大飯原発の再稼働強行に抗議して、7月12日の代表理事会で「原発の再稼働を中止せよ」と声明を発表しました。
声明では、「原爆被爆者は核分裂エネルギーと人類は共存できないことを身を以て体験してきた」として、国の責任で被災者の救済と今後の医療・健康管理に力を尽くすとともに、「原発から撤退し、自然エネルギーへ転換すること」を求めています。
 また、原子力利用の憲法ともいうべき「原子力基本法」が6月20日、「原子力規制委員会設置法」という下位の法律を根拠に書き換えられ、「平和利用」を明言した2条に「我が国の安全保障に資することを目的として」という2項が追加されました。日本被団協は、軍事利用の方向に道を開くものとして、厳しく抗議しました。