被爆者相談所および法人事務所
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被爆二世交流会 気持ちを分かち合えた喜びの声も

時間を忘れて交流

 2012年7月8日午後、湯島第二会館(東京・文京区)で、4月に続く第2回となる東京被爆二世交流会が開催され、20人以上が集まりました。
 前半では、東友会相談員の村田未知子さんが、東京の被爆二世の現状や都の施策などについて、歴史的な経緯などを踏まえながら解説。「みなさんの親である被爆者たちが、子どもたちのことを思い、一生懸命働きかけて健康診断や医療費助成の制度を作ってくれたんです」という話に多くの参加者が熱心に聞き入り、活発な質疑や意見交換がおこなわれました。
 小休止を挟んだ後半では、交流会の今後の進め方について話し合われ、「被爆二世として持つ健康問題などについて気持ちをシェアしあえる集まりを続けてほしい」「気軽にたまり場のように立ち寄れる場をつくることができないか」などの意見が交わされた後、運営委員4人と9月以降運営委員に加わる候補者1人を選出し、当面はこれに事務局1人を加えた6人で会の運営を進めることとしました。
 参加者からは、「あんなに大勢の被爆二世たちとともに時間を過ごすことができてうれしかった」「日頃なかなか言えないことを二世どうしで話し合えて、ずっとドキドキしていた」など、気持ちを分かち合えた喜びを語る声が数多く聞かれました。
 次回の交流会は11月半ばの予定。9月に気軽に集まれる「ひろば」を試行する見込みです。

長方形に並べられた机に着席して話し合う参加者たち。
率直に話し合えた交流会(撮影:吉田敬三)